こんにちは、書記長けんしんです。
看護師さんの人手不足は深刻で、特に夜勤のできる看護師さんが少なくなっているそうです。やはり女性の多い職種なので仕事と家庭を両立させるために夜勤をしたくないという背景があると思います。
今回はそういった夜勤ができる看護師さん不足を補うために、夜勤専従看護師という働き方ができたので紹介していきます。
夜勤専従看護師のできた背景とは?
看護師をされている方はご存知と思いますが交代勤務における夜勤の上限時間は月に72時間(約9日)までと法律で決まっています。
72時間というのは看護師さんの健康を守るために設定した時間でこの時間を超えないように勤務を組まなければなりません。
しかし、人手不足だったり急な体調不良などで実際は72時間をオーバーしてしまうケースが多くあります。
そこで誕生したのが夜勤を専門にして人手不足をカバーする夜勤専従看護師という働き方です。
夜勤専従看護師の働き方とは?
夜勤専従看護師は夕方から出勤し、翌日の朝に退勤する働き方がほとんどで、一度の勤務時間は約16時間です。日付をまたぐので当日8時間+翌日8時間働いているのと同じで、つまり2日分の勤務を1回でまとめて行っています。
夜勤の上限が月144時間となっており16時間勤務なら月に9日出勤するような感じです。
夜勤専従看護師のメリット
これまで夜勤専従看護師の特徴をお話してきました。ここからは夜勤専従看護師のメリットや注意点をお伝えしていきます。
夜勤手当がつきまくり高収入
夜勤専従看護師にも夜勤手当はつきます。しかも全てが夜勤ですので他の交代勤務で夜勤をしている看護師よりも高収入になります。
勤務日数が少ないので休みが多い
夜勤専従看護師は出勤の日が9日と他の人よりも勤務日数が少ないです。その分休みが多くなるのでそこをプライベートやスキルアップにつなげる事ができます。
リズムが一定
夜勤専従看護師は交代勤務の看護師と違って出勤と退勤の時間が決まっています。ですので深夜の仕事にはなりますが生活のリズムは整いやすくなるといえます。
夜勤専従看護師の注意点
それでは反対に夜勤専従看護師にはいくつか注意点もありますのでこちらも紹介していきます。
体の負担が大きい
1回の仕事時間が16時間、かつ深夜の仕事なので集中力も持ちにくくなり疲労もたまりやすいといえます。
また、急に体調不良とかで休んでしまうと夜勤2人分休む事と同じになるので休みは取りにくいのではないかと思います。
緊急対応時のスキルが必要
夜勤の時間帯はスタッフは少ない状態ですので何かあった時にすぐに対応できるスキルが必要です。夜勤専従看護師になりたいのであればそれなりのスキルを身につけておくことが大事でしょう。
パートの割合がまだ多い
夜勤専従看護師はまだまだ新しい働き方ですので世間的にもメジャーではありません。ですので夜勤専従看護師の雇用のほとんどがパートという雇用形態をとっています。
というのも正職員は8時間以上働くと時間外残業とみなされたり、まだ夜勤専従看護師を増やす制度が確立されていないためです。
今後は制度が見直されて改善されていくかもしれません。
自分にあった働き方を
以上が夜勤専従看護師の働き方についての紹介でした。みなさんの参考になってくれたら嬉しいです。
看護師の働き方は様々なので自分にあった働き方を見つける事が良いと思います。もし夜勤専従看護師に興味があれば自分の住んでいる近くの施設にないか探してみてください。
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