前回の記事で看護師不足の現状や看護師離職の原因をお話していきました。

今回は看護師が離職するのを減らすにはどういう取り組みが必要かを記事にしていきます。

①仕事を効率化するための研修

 「芸は身を助ける」ということわざがあるように知識は仕事を楽にします。
 仕事を楽にするための知識が学べる研修や勉強会があると個人の仕事の忙しさも減り、職場の業務も効率化します。

②計画的な看護師配置

 女性の多い職場ですので急な産休、育休や生理や体調不良による欠勤などはよくある話だと思います。
 施設によっては体調不良なのに休めない所もあるでしょう。

 そして急な休みの職員が出れば周りの職員の忙しさに拍車がかかるのでさらに激務に…

そういった事が起きたときに対処できるように計画的に看護師配置を行う、求人を行う必要があると思います。

一人分の人件費が…と思う経営者もいるかと思いますが、さらなる忙しさで辞めたり、休職者が発生するよりも安いのではないでしょうか?


③ライフスタイルに合わせた働き方の導入

 看護師の職場は年齢層も幅広いので様々なライフスタイルで働いています。
 それぞれのライフスタイルでも働きやすいような雇用形態を作るのも必要かと思われます。

 例えば決まった時間だけ働くピンポイント勤務です。
 潜在看護師の中にはフルタイムは無理だけど何曜日は働けるのに、何時から何時までだけは働けるのに、と思っている人はいます。

そういった方を採用していけば忙しい時間帯のカバーや急な休みのカバーが出来ると思います。

 また、子供の成長などでライフスタイルが変われば働ける曜日を増やしたり、時間を増やしたりもできるのではないでしょうか?
 
 他にも院内保育園の設置や福利厚生の充実もありかもしれません。

④夜勤の負担の軽減

 子育てをしている看護師が回避してしまうのが「夜勤」でしょう。親と子供の生活リズムが合わないのはすごく大変だと思います。
 ですので夜勤の負担が軽減できるような体制を取れれば夜勤をする看護師も増えるのではないかと思います。
 夜勤回数を減らしたり、準夜勤を免除したり、朝6時に上がれたり、など方法はいくつかあると思いますので考えてみましょう。
 

⑤復職サポートの充実

 復職で1番不安になってくるのがブランクです。「もしできなかったらどうしよう」「できなかったらイジメられるかも」といった不安が履歴書書いたり求人サイトに登録するのか億劫になる理由だと思います。

 そういったブランクがある人でも安心できるような復職サポートサービスがあれば潜在看護師も減るのではないかと思います。