こんにちは、けんしんです!
今回は医療、介護の立場から最低賃金がもたらす地域医療格差を考えてみたいと思います。

地域医療格差とは都市部と田舎では受けれる医療に差がある事をいい、今後もその差は広がっていくとされています。

このページでは最低賃金が医療格差を広げている原因なんじゃないの?という観点から地域医療格差を考えていきたいと思います。

最低賃金は労働力の〇〇化をもたらす


最低賃金を各都道府県毎に見ていってみましょう。
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※東京新聞の記事を引用
見ての通り都市部が高く、地方が低い傾向があります。
ここで質問なんですが皆さんは同じ仕事内容で時給が985円と761円ではどちらを選びますか?




やはり985円を選びますよね?

時給だけ見た極端な例ですが賃金の差から労働力の都市集中化が発生しています。

そして、
医療、介護に関してはさらに地方離れを加速させるカラクリがあります。

診療報酬、介護報酬は全国一律という事は…?

タイトルでも書いている通りなんですが働き手はもらう賃金が都市部と地方では差があるんですが、診療報酬や介護報酬は全国一律なんです。

と、言う事は相対的に都市部は医療費安くなる現象が起きています。

さらに人口が集中する都市部は診療報酬、介護報酬を決めていきますので、都市部が有利になる診療報酬、介護報酬改定をする事で地方の病院は経営が苦しくなり設備投資や人材の雇用をしにくくなり、地方の医療、介護の質は低下してしまいます。

これらの事から都市部の人は安く質の高い医療、介護が受けられる状況にあります。


このままでは労働者も集まり、患者も集まりやすい都市部の一人勝ちになってしまいますよね?何とかせねば・・・

でも都市に集中しても良くない事もあるよね?

上記のとおり都市部はメリットがいっぱい、地方はデメリットがいっぱいな感じで書いてきましてたが、都市部にもデメリットはあるようです。

患者さんが多すぎて患者たらい回しとか医師の長時間労働とか問題になってたりします。人口が集中しすぎるのも善し悪しということですね。